教育部とコネチカット州教育局の覚書はまず、教育部国際及両岸教育司の李毓娟司長が署名した後、1月28日にコネチカット州会議事堂において調印式が行われた。コネチカット州のNed Lamont知事と駐ニューヨーク台北経済文化弁事処の李志強処長(大使)立ち会いのもと、コネチカット州教育局のCharlene M. Russell-Tucker局長が同州代表として調印を完了した。コネチカット州との教育協力覚書締結は初めてで、有効期間は3年間。覚書締結は意義深く、相互理解を深め、共通利益の実現を目指す。協力項目には、双方の教育関係者の共同研究プロジェクトの推進、教育機関および職員間の教育交流の促進、教育関係者と機関の交流の奨励、語学教育とSTEM(科学、技術、工学、数学)教育協力の奨励などが含まれる。双方はまた、「台米教育イニシアチブ」の枠組みの下で、台湾華語と英語教員やリソースの交流機会を拡大し、二国間協力を強化することに同意した。
メイン州との覚書は、李毓娟司長とメイン州教育局のPender Makin局長がそれぞれを代表して署名し、1月22日に関係機関が書簡をやり取りし、更新の手続きを完成させた。引き続き、互いの言語と文化に対する教育と理解を支援し、互いの教育制度への理解を深める。具体的には、台湾華語学習に関する情報を提供し、STEM教育をはじめ様々な分野での統合学習を促進することを目的とする。今回の締結は、1998年に双方が教育協力覚書を締結して以来、5回目の更新となる。また、当初の有効期間は3年間だったが、今回は初めて5年間に延長され、協力を継続的に拡大するという両者の意欲と決意を示している。
教育部はこれで、米国25州と教育協力覚書28件を締結したことになる。「台米教育イニシアチブ」は、3か年戦略計画に基づき、関係省庁、大学、地方自治体、台湾の大学・大学院、小中学校、関連学術機関と連携し、引き続き様々な二国間教育交流・協力計画を積極的に推進していく。